![]() ■3DS:「バイオハザード リベレーションズ」 CAPCOM CAPCOMが世界に誇るサバイバルホラーシリーズ、「バイオハザード」がニンテンドー3DSに登場。今度のバイオは、セーブデータが消せる! 真っ先に目に飛び込んでくるのは、なんと言っても、その変態的なまでのグラフィッククオリティではないかと。数年前なら「これが携帯ゲーム機の映像だ」と言っても誰一人信じないに違いないというレベルにまで磨き込まれた映像美は、多くのプレイヤーの目を女性キャラクターの尻にロックオンして離さないだろう。 3DSでは、本作の前に「ザ・マーセナリーズ3D」というスコアアタックに特化したゲームが発売されていて、その時点で、すでにグラフィックにおいては他の3DSタイトルをぶっちぎるクオリティを叩き出していたが、この「リベレーションズ」では尻に・・・じゃなく更に磨きがかかり、特に、立体深度をオプション画面でがっつり強めてやることで、文字通り、ゲームの世界に深い奥行きが生まれ、吸い込まれるような没入感と臨場感を演出しているのは圧巻の極み。 また、オプション画面では音声の切り替えや字幕の有無、操作設定も細かく調整できるようになっていて、拡張スライドパッドへの対応はもちろん、ジャイロセンサーにもばっちり対応した点については、手放しですばらしい。勲章の一つも贈って差し上げたいほどだ。 また、「ザ・マーセナリーズ3D」に収録された体験版で不満の出ていた、銃を構えたとき強制的に主観視点になる仕様についても、オプションで客観視点に切り替えられるよう改められ、いつものバイオハザードも楽しめる。 しかし、客観視点の導入は分かるとしても、ジャイロセンサーにまで対応してくるとは正直思っていなかったので、これには素直に驚いた。任天堂「ゼルダの伝説 時のオカリナ3D」を遊んで以来、バイオにもジャイロ操作を入れてくれと叫んでいた人間の一人としては嬉しい誤算。 自分はジャイロ操作+客観視点でプレイしたが、一般的なスティック(3DSだとスライドパッドか)を使った照準合わせ(エイミング)では、命中率60%を維持するのが精いっぱいなゆとりシューターである自分でも、ジャイロセンサーによって平均80%近い高アベレージを維持できた。 「顔シューティング」や「心霊カメラ」のように3DS本体を大げさに動かす必要もなく、少し傾けるだけでも充分に遊べる。 これからはシューティングもジャイロの時代だ! 物語を追いかけていく一人プレイ専用のキャンペーンモードは、良くも悪くもバイオハザードな塩梅。某人気海外ドラマをリスペクトしたはいいものの、理想的なものを仕上げるにはボリュームが足りなかったのか、シナリオ担当が伏線という言葉を知らなかったのか、期待したほど面白いものにはなっていなかったかなというのが正直な感想。 しかし、ホラーゲームとして原点に立ち返ってみようという姿勢は強く感じられる内容で、真っ暗な室内を移動させられたり、直角に折れ曲がった通路がいくつも登場したりと、視界が自由にならない恐怖、曲がり角の向こう側になにかいるかもしれない不安感をうまく煽っており、久々にバイオハザードというゲームで、神経をじりじりと擦り減らされる感覚を味わった。 特に、Chapter3、Chapter4は見所も多く、この2エピソードは、是非とも日本語吹替&ヘッドホンという環境でプレイして頂きたいものである。 一方、アクションシューティングとしての遊びも豊富で、お化け屋敷の要素とパニックアクションの要素がバランスよく配置されている。これがメリハリの効いたゲームプレイを提供しており、プレイヤーを飽きさせない。 また、キャンペーンモードに登場した舞台で暴れ回れる「RAID(レイド)モード」という遊びも用意されており、これがまた面白い。バイオハザードシリーズに伝統的に収録されてきた「マーセナリーズ」と違うのは、他のプレイヤーと協力しながら、制限時間を気にせずプレイできるという点。最大2人で協力プレイが可能で、3DSを持ち寄ってのローカル通信はもちろん、インターネット通信プレイにも対応している。 もちろん、一人プレイも可能で、軽く遊びたいときにも丁度いい。 こういうのを遊ぶと、バイオハザードというゲームは、アクションシューティングとして見てもしっかり面白いシリーズだと感じる。 最後に、ささやかながら気になった点を挙げておくと、扉の出入りが一人ずつしか行えず、誰かが先に扉を開くと、閉じるまで待機していなければならない。キャンペーンモードはともかく、RAIDモードでは非常に気になる。なんとかして欲しい。 RAIDモードについては、一緒に遊んでる相手が強力な武器を持ち込んでいると、こちらはほとんど何も出来ないまま終わってしまうことがあるので、各ステージごとにレベル制限を設けるべきだと思う。 欲を言えば、誰かが遊んでいるところに途中参加できる仕組みがあると良かった。 あと、水中にいる敵がウザいのと、最終ボスがちょっと強すぎるかな。難易度ノーマル以降はともかく、カジュアルモードについては、もっと簡単でいいと思う。 他にも、携帯ゲーム機というところで、かなり無茶をしているんだろうなと感じさせる部分が見え隠れするのは事実だが、いずれにしても、このゲームの面白さを著しく損ねるものにはなっておらず、それ以上に、携帯ゲーム機で据置ゲーム機と遜色ないゲームが遊べる時代になったという事実が与える衝撃のほうが、遥かに上回るゲームなのは間違いない。 それでいて、携帯ゲーム機らしく手軽に遊べる工夫も忘れておらず、文字通り、据置ハードのクオリティでありながら携帯ハードの手軽さも兼ね備えた、非の打ちどころがない完成度と言う他ない極上の一本だ。 携帯ゲーム機も遂にここまで来た!遊べ。 評価:★★★★★★★★★★(10点) |
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