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help リーダーに追加 RSS 最終作にして完成形。「レイトン教授と最後の時間旅行」

<<   作成日時 : 2008/11/30 06:30   >>

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■DS:「レイトン教授と最後の時間旅行」 LEVEL-5


老若男女を問わず広く支持されているレベルファイブ最大の出世作、
「レイトン教授」のシリーズ3作目にして最終作。

ロンドンで発生したタイムマシンの暴発事故。
それと時を同じくして、レイトン教授の元に10年後のルークだと
名乗る男からの手紙が送られてくる。
真相を探るべく、レイトン教授とルーク少年は、
指定された時計店へと向かったのだが・・・・。



---[ 安心して遊べる品質維持はさすが ]---

内容に関しては、今さら説明不要だろう。
近代ヨーロッパの世界観をモチーフに繰り広げられる
ファンタジックなストーリーを追いかけながら、
至るところに散りばめられた様々な「ナゾ」に挑む、
ナゾトキ・ファンタジーアドベンチャー。

今回も出題されるナゾの監修には、「頭の体操」で知られる
"多湖輝"氏が参加しており、非常にクオリティが高い。
いつものことながら、今回も熱中させていただいた。

ただ、難易度に関しては個々の感じ方も様々だろうと思うが、
個人的には、これまでより随分とマイルドになったかなという印象。
もちろん、この手のゲームの場合、問題によって得手不得手も
あるだろうから、一概にどうとは言い切れない部分もあるが、
前作では難解な計算問題やスライドパズルなど、
やたらと手間の掛かる面倒な問題が目立っていたのに比べて、
本作では"ひらめき"重視の問題が、かなりの割合を占めている。

そのせいか、すぐに分かる問題と、いくら考えても答えの見えない
問題の差が激しくなっていて、バランスの悪さを感じてしまう。
しかし、毎度のようにヒントが充実してる上、より答えの核心に迫れる
「スペシャルヒント」が導入されたことで、ゲームの進行が
妨げられるリスクが低くなっており、サクサク感が増している。

それに、簡単になったと言っても、やはりノーヒントで即座に
解答を導き出したときの爽快感は健在だし、ヒントを読むために
コインを消費しなければならないのもこれまで同様なので、
無用なリスクを避けつつ、それでもゲーム性はしっかり保たれている。
今回のマイナーチェンジは、ズバリ正解なのではないだろうか。

メモ帳機能にもバージョンアップが施されていて、
黒しかなかったペンに複数の色が用意され、使い勝手が格段に
上がったことも、難易度が下がったと感じる要因かもしれない。

反面、ゲームの進行と関係ないミニゲームの難易度は高めで、
特に「おもちゃの車」を誘導するやつは、なかなかの歯応え。
少し抑えられた難易度を、この辺で調整しているのかもしれない。

---[ 反省を踏まえたLEVEL-5なりのケジメ ]---

とは言え、今回の施策の裏には前作「悪魔の箱」発売後、
攻略サイトに答えを載せないで欲しいという発表をしたことで、
ずいぶんとイメージを悪くしてしまった反省があるのだろう。

やはり謎解きを楽しむゲームである以上、そこにゲーム性の
全てが集約されているわけで、あまり攻略サイトに頼られると、
せっかくの面白さが簡単に損なわれてしまうのは事実である。
しかし、ゲームが進まないことのストレスの大きさを考えると、
攻略サイトを一概に否定するのが好ましくないことも、また事実。
そういったジレンマを抱える中で共存共栄を模索した結果、
自分たちの考えるギリギリのラインまでヒントを与えておき、
それでも解けないのなら攻略サイトの利用も止む無し、
というLEVEL-5なりの回答が、今回のゲームバランスには
反映されているのだろう。

---[ やれば出来る子 ]---

基本的にLEVEL-5というメーカーは、ゲームの好きな人間が
集まって形成された、かつてのゲーマー集団という印象がある。
そのため、出来上がってくるものがマニアックな傾向にあり、
チュートリアルなどの部分も荒削りで乱暴な部分が目立つ。
このシリーズに関しては、かなり丁寧に作られている方ではあるが、
それでも、ミニゲームのルール説明が駆け足で流れていくなど、
まだまだ配慮は万全とは言えない。

それでも、これだけ多くのライトユーザーに支持されているのは、
キャラクターや世界観の作りのうまさも去ることながら、
謎解きを楽しみながら物語を読み進めていくという、
とてつもなく分かりやすい構造になっているからだろう。

タッチパネルのみの操作に違和感を覚える局面も皆無に等しく、
作数を重ねるごとに遊びやすくなるインターフェイスなど、
なんだかんだ言いつつ、やれば出来るメーカーなのである。
そういった良さが、本業のRPGでも発揮されれば、
もっと評価も上がるだろうに思ったりもするが、それは余計な老婆心か。

---[ 経験者も未経験者も是非 ]---

一応、当初の予定では、これがシリーズ最終作となっている。
エンディングも、それを前提とした内容になっているものの、
今後も続けていくつもりはあるようで、ラストには次回作への
伏線を予感させるシーンも見ることが出来る。
まぁ、これだけのヒットシリーズになれば続けるのも良いだろうし、
ファンとしては歓迎したいところなのではないだろうか。

シリーズ経験者なら安心して遊べる安定株。
インターフェイスまわりも含め、ひとつの完成形を見たかな。
未経験者でも楽しめるけど、どうせやるなら1作目から是非。



評価:★★★★★★★★☆☆ [ 8点 - 無難な良作 ]

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